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Kygnus Official Website
Decode The Record
Hyperspots メディアエンターテイメントchにて、Kygnusが放送している
ラジオ番組、『Decord The Record』。第32回目は…
Squarepusher Theme
今回取り上げるのは、イギリスはコーンウォール地方出身のドリルンベースアーティスト「Squarepusher」
その1stアルバム「Feed Me Weird Things」(1996) の1曲目を飾る
「Squarepusher Theme」です!
AphexTwinと並び「コーンウォール派」と称される一派は、アンビエントな上物の裏に高速かつ緻密なリズムを構築するのが特徴ですが、Squarepusherの特徴は、元々ジャズ/フュージョンベーシストという出自もあり、それらの要素がかなり強く出ていること。
そして、超技巧のベースフレーズが楽しめる事です。
アルバム毎にかなり傾向が違うミュージシャンで、ある時は生ベースを一切弾かずアシッドハウス的なアプローチをしたり、また別のアルバムでは打ち込みを殆ど行わず生演奏中心にしたりと変化が激しいです。
1stアルバムはチープなリズムマシーンなどの機材を使って超精密なリズムを打ち込み、その上でジャズチックで美しいメロディが特徴です。
それにしても、リズムマシーンでこの打ち込み量は狂気を感じるレベルです。素晴らしいですね。
下の動画が今回取り上げた曲なのですが、ギターの音やそれぞれの音はかなりチープです。
この手の電子音楽独特の、音が鳴っている途中でブツ切れになる切れ方や、生とは違う連打が気持ちいいですね。
聞き慣れないとリズムの感じについて行き辛いんですが、コレが中毒性にもなっていると思います。
Squarepusher Theme
それでですね!!!急にハイになって申し訳無いんですけども!!!
今年の4月からSquarepusherが中心になっているバンド
「Shobaleader One」が、初期Squarepusherの曲目を生演奏しているそうでして、その動画が上がってるんですよね!!!!!
これが大変素晴らしい!!!!!!!!!
Squarepusherのタイトかつ流麗なベーステクニックは勿論なんですが、大量の手数で攻めるドラマーの、粒の立っていて、しかもダイナミックな演奏が大変素晴らしい!
細かく大量に入るゴーストノート(スネアドラムをアクセントの間に小さい音で鳴らす音)、膨大な音の合間に入る、曲に合わせたアクセントなど、見所満載。
Shobaleader One performing “Squarepusher Theme”
もう一つライブ動画が上がってるんですが、こちらも素晴らしい。より原曲からのライブア レンジが効いてます。
Shobaleader One performing "Coopers World" live.
最後にもう一曲、「Go Plastic」(2001)の1曲目。
上の曲よりもかなりテクノ寄りで、電子音楽ならではのアイデアが詰め込まれてます。音を途中でブツ切りにしたり、リバーブやエコーといった残響音を不自然に激しくしたり、逆に突然消したりといった遊びが魅力です。
下の動画は1分程度の短いバージョンですが、ビデオのセンスも好きです。
Squarepusher - My Red Hot Car
というわけで、今回はSquarepusherについてでした!
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