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Decode The Record

RakutenFM HyperspotsエンターテインメントchにてKygnusのラジオ番組

Decode The Recordが放送中!!

 

『Decode The Record』

O.A.:毎日25:00〜25:30 毎週月曜に内容更新

※視聴はすぐ下のボタンからおねがいします。楽天FMのページへジャンプします。

 

Hyperspots メディアエンターテイメントchにて、Kygnusが放送している

ラジオ番組、『Decord The Record』。第23回目は

身体と歌だけの関係

Kygnus-Kです。今回は珍しく邦楽、しかも(多分)マイナーなヤツです。

もりばやし みほ を中心とする「ハイポジ hi-posi」が1995年にリリースしたこの曲。

スローなリズムと超重低音、けだるい上モノ、そして決定的に特徴的なもりばやしさんのウィスパーヴォイスから成る楽曲です。

刺激的な言葉を使いながら、内容的にはものすごく純粋な愛について歌っている(と思う)歌詞もとても素晴らしいです。

ちょっと細かい話。

多分ですが、この曲のベースはF#が最低音じゃないかと思います。(低過ぎてちゃんと聞き取れなかった)

普通の4弦ベースの最低音である4弦の開放がE、5弦ベースだとすると4度下のBが最低音です。

一応更に下に増やして6弦にすると、最低音がF#になるんですが、通常下に2本増やす6弦ベースって無いみたいです(人間に聞こえるギリギリの低音になる)。

F#となると、普通の4弦ベース使ってる曲の最低音の、ほぼ1オクターブ下ですね。

もしかしたらシンセサイザーで作ってる低音かもしれませんが、強引に弦を増やして6弦で弾いてるのかも。


とかく、この低音がすごい陶酔感を引き出してます。僕は何となくこの音域って子宮というか胎内をイメージします。

半ば与太話ですが、「女性ベーシストは子宮の空間で低音を取れるからグルーヴが良くなりやすい」なんて俗説も有るので、何かしら関連が有るのかもしれませんね。

僕はこの曲を初めて聴いた時、「当時の日本でもこんなトリップホップ的な音楽をやっているグループが居たのか!」とかなり驚きました。

"Trip Hop/トリップホップ" というのは、1990年代にイギリスはブリストンから発生したHip Hopを取り入れたジャンルです。

僕もあまり詳しくは無いのですが、Massive AttackやPortisheadが代表的です。MassiveAttackなんかは特にめちゃめちゃ売れてます。

メザニーン(Mezzanine)というアルバムのジャケットは有名ですね。クワガタのやつ。

こういう暗くて湿度の高いジャンルが売れるのが、年中曇ってて、カラオケ文化の無いイギリスの国柄というか、日本と決定的に違うところだよなぁと思います。


馴染みの無い方には聴きにくいかもしれませんが、ダラッと構えて、ボーッと、ユラユラっとした気分で聴くと案外ハマるんじゃないかと思います。

Massive Attack / TearDrop

Portishead / sour times

hi posi を好きになったキッカケは"ジェニーはご機嫌ななめ"というカバー曲。

"身体と歌だけの関係"とは全然違って、ノイジーなエレクトロ・バンドサウンドです。

ギターとベースがすげぇツボ。ちょっと初期の椎名林檎っぽいかも。

原曲はジューシィ・フルーツという日本のバンドが1980年にリリース。

Perfumeはじめとした色々なグループがカバーしている、愛されてる曲です。

しかし hi posi は2016年現在に聴いても全然古く感じないところが素晴らしいですね。今年4月に活動再開宣言したみたいなので楽しみです。

それでは!

Decode The Record Archives

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